慰霊の日の夜はエコキャンドルで♪

学校ボランティア

2013年05月31日 00:12

   エコキャンドルを作りました♪

   エコキャンドル作りは、宮古島市生活福祉課が毎年行なっている関連事業で、
   製作されたエコキャンドルの半分は、慰霊の日に市内協力店舗に配布されて
   当日ライトダウンを行なうそうです。

   「みなさんも慰霊の日にライト(灯り)を少し落として、
                              命について考えてみませんか?」

   エコキャンドル作りは、先日平一小で行なわれ、次回は西辺小で行なう
   みたいですよ♪

        

   エコキャンドルは、廃油を使いクレヨンで色をつけるのだが
   子どもによって好きな色が違うらしく
   「青がいい」 「僕、緑がいい」 「絶対、黄色!」
   埒があかないので、じゃんけんで決めることに・・・そして、青に決定!

        
   ピラーでクレヨンを削るのだが・・・おいおい、クレヨンに巻き付いている紙を
   取った方がいいんじゃねえの? あっ・・・。

    温めた廃油に色づけをし、凝固剤を入れ、あら熱をとって
        
     ゆっくりと且つ慎重に、こぼれないように容器に移します
        

                                        
      見事、サザエの殻に入れることが出来ました♪
      このサザエの殻は、池間大橋の売店で貰ってきたそうです(ありがとう♪)
      (店の名前聞いたけど、忘れちゃった)
        

      透明な容器に入れると、こんな感じになるんですよ♪
        
 綺麗でしょ? このように2色使ったり、いくつかの色を重ねることも出来ます♪

   で、ある程度固まってきたら火を点ける芯を挿すのですが
   この爪楊枝のような形状・・・実はこれが、たこ糸で作った芯なのだ
        
    たこ糸にロウを染み込ませ、適当な長さに切ったものです

             芯を挿すと、こんな感じ♪ ↓
        
       おお! ビューティフル♪ ワンダフル♪ タミフル♪

   で、で、で、嬉しい出来事がありました
   容器に手で芯を差し込んだまま、じーっと固まるのを待っている子どもがいた。
   しばらくしてまた見ると、まだ手で芯を持っている(芯を持っている手が震えている)

   「キミキミ、こうしたほうがいいよ」
   割り箸の切れ目に芯を挟み込んで、容器の上にのせてあげた
   そうすれば、手で持たなくて、後は自然に固まるのを待つだけだ!

   すると、隣にいた男の子が、その子に何やら耳打ちをしている
   むむむ、さては当方の悪口か?

   「何て言ったの?」 男の子に尋ねる

   当方の顔が少し怖かったのか、小さい声で答えた
   「『ありがとう、って言え』って言った・・・」

   すると、耳打ちされた子が当方に、向かって 「ありがとうございます」

   もう、いい子じゃないの!
   ごめんね、ごめんねー! おじさん疑ったりして、ごめんね m(_ _)m
   「ありがとう。あんた達、いい子だね。名前なんていうの?」
   「××です」 「××です」 (ごめん、名前わすれちゃった)

   で、こういうエピソードもありーの、無事にエコキャンドル作りは終了です♪
  最後は、みんなでお片づけ♪ 子ども教室は片づけが終るまでが子ども教室よ♪
        
   この子、偉いのよ! 当方が洗っていると 「私やります」って
   シンクを洗い始めた♪

   もう、久松小の子どもって素晴らしい! おじさんは感動した (T_T)

             試しに火を点けてみました♪
       
                う~ん、いい感じ♪   

   最後に真面目な話を・・・
   6月23日は沖縄県の慰霊の日だ。沖縄戦における戦死者は20万人を越す
   うち、約半数に近い9万4000人余りが兵隊以外の一般県民や子どもだった

   こう事実をこの子たちは知っているのだろうか?

   あの悲惨な出来事を風化させないためにも、次の世代に引き継いでいくの
   が、我々の責務なんだろう
   (風化させちゃいけないことは戦争以外にもたくさんある)

   我々は当事者として経験していないので、伝える事柄も伝言ゲームのように
   少しずつ変わっていくんだろうな(伝えるって難しい)

   人間は二度死ぬそうだ。一度目の死は肉体の死、みんなが知っている死で
   である。
   そして二度目の死、その死んだ人間のことを知っている人が死ぬこと
   もう人々の記憶から、その人間は完全に消滅してしまい、存在したことさえも
   忘れ去られてしまうのだ

   今日は、ついそんなことを考えさせられた一日であった

   沖縄戦で犠牲になられた方々のご冥福をお祈りするともに、このような悲惨な
   戦争が二度と起きないことを願って・・・合掌。
   (長くなってごめんなさい) 

   PS.
   yamaさん、タンディガタンディさん、ageさん
   よっこいしょういち、恥ずかしながら、帰って参りました♪ 
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