海岸清掃・亀の漂着

学校ボランティア

2012年02月16日 11:33

2月10日 海岸清掃しました  伊良部小

場所は下地島空港北滑走路佐和田の浜側海岸、
昨年10月漂流物観察をした浜。冬の北風と共に、ゴミもどっさり。

みんなでほぼ全部拾いました。 
30袋・30浮き玉大30個。




美化を終えて、ゴミの中にいた
亀の死骸をみんなで囲みました。

どうしよう?
ビニールゴミ等をのんでいる可能性もあるからお腹の中をみてみよう。
幸いゴミはありませんでしたが、豊かな内臓とその営みを見ることが出来ました。
みんなで穴を掘って、埋めて、手を合わせました。
別に子どもが集めた白い形の面白い漂着物は亀の骨である事がわかりました。
後で穴を掘ると、亀の全身の骨と出会うことになります。
この漂着物と出会い、亀の甲羅や内臓や骨の美しさ、生の神秘の尊さを学びつつあります。
だからこそ、海は美しく、保たれなければならないとの思いも強くなりました。


報告・写真やゲッチョ先生の解説は第75回伊良部探検隊にあります。
探検隊でこの浜を美化したのは6回目ですが、
子どもと共に亀を見たこの日の活動からは、一層大切な事を学ぶ事になりました。

2月29日の伊良部小学芸会の6年生の劇は、まさに、自然の環境保全を訴えていました。

海のゴミに苦しむ生き物の苦しみを聴いて、目覚めたのは子ども達でした。
その歌声を聴いて、おとなたちも集まり、
歌いました。

「おそすぎないうちに」
♪いまある 全てのものが 奇跡的にあるとしたら
君はどうやってそれを 守るだろう♪
♪生きてる 全ての人が ギリギリ生きてるとしたら
君はどうやってそれを 愛すだろう♪

亀の姿を見ていて、その奇跡を感じました。
そうした生の営みこそ守らなければいけません。
これ以上の汚染・戦争をくりかえしてはいけません。
この日の活動の参加は、随分呼びかけましたが、6年生の参加がなかったのは残念です。
学芸会は、表現は、現実から発し、現実に働きかける事で意味あるものになるのです。
訴えて、歌って、終わりではいけないと思います。
「おそすぎないうちに」なのですから。

前に報告した学芸会の2年生の踊りのはじめの叫び
「おー ぼくたちは ウチナーを みんなを 守るぞー 琉神 マブヤー」
は本番で見事に成り立ち、踊りにも筋がビシッと入りました。
その通り、ウチナーを みんなを 守る人になって欲しいと思います。

表現と現実をつなげる事、現実と表現をつなげる事、それが学びであり、生きていく事です。

皆で、砂を掘り、亀の全身の骨を観察したいと思います。
その時は、是非、6年生も参加して下さい。

子ども教室でも、探検隊でも、島を知る活動、美化活動は続けていきます。


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